メンバープロフィール

メンバー紹介

松尾紀明

1975年 福岡県生まれ

地域防災アドバイザー協議会 運営者

宅地建物取引士   古民家鑑定士   甲種防火管理者  

防災管理者        災害時避難所運営管理者

空き家管理アドバイザー  空き地活用アドバイザー

建物防災アドバイザー   郊外地域振興支援員

 地域防災アドバイザイーを運営している松尾です。阪神淡路大震災の年に大学生となり、神戸の復興を目にしながら様々な復興支援のお手伝いをしてきました。

1月17日は震災を忘れないように三宮の東遊園地へ

子供の心の傷の深さを目にした時や被災によって亡くなった方の心に寄り添う難しさを感じた時には、自分の無力さに悩み続ける日々を経験しました。この気持ちはその後「東日本大震災」や「九州北部豪雨」「熊本地震」などの被災地の支援に行くきっかけになっています。

阪神淡路の復興の中で心に刻んだ「しあわせ運べるように」の歌の歌詞を思い出し、「亡くなった方々のぶんも 毎日を 大切に 生きてゆこう」という気持ちに立ち返りながら、これからの災害に対する準備を進めていこうと様々な活動を進めています。一部ですが、リストアップしてみました。

ラポール株式会社 大阪営業所 所長

防災企業連合 関西そなえ隊 幹事

郊外地域振興支援機構 理事長

大阪中央共同住宅経営協会 理事

特定非営利法人 空き家空き地相談センター 理事

ビジネス会計人クラブ 会員

日本都市学会 会員

近畿都市学会 会員

大学時代は兵庫県のボランティアに所属し、被災した子供の心のケアの為に児童館を訪問して遊んだり、王子公園で動物と触れ合ったり、キャンプに連れて行ったりしていました。友達が亡くなった子供や急に泣き出す子供達と向き合う事で、災害からの復興には時間がかかるのだと学ぶことができました。神戸の復興と共に経験した日々が現在の防災・減災への取り組みの原点になっています。

大学で国際関係の法律を専攻していた中で海外で様々な価値観を学びたい一年間働いてお金を貯めてからオーストラリアに留学。国際情勢を学びながらブリスベンとメルボルンで仕事を見つけて働く中で、日本の常識は外国では非常識なのだと学び、物事を俯瞰する価値観が身につきました。

その後、日本に帰国してからは不動産や建築業界に従事してきました。約7,000人程の方々と名刺交換をしてきましたが、様々な立場の人々と意見交換をする中でお世話になった方々への「恩返し」がしたいという気持ちが高まってきました。

しかし、すでに会えない方ばかりです。なので、誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送る事で恩返しする「恩送り」を進めていくことを決め、様々な場所で過去の経験をお話させて頂く機会を増やしていきました。

教育施設で小学生や中学生にお話させて頂いています。

「熊本大震災」では熊本への短期的なボランティアだけでは復興に繋がらないと考え、長期的に復興のお手伝いをするために熊本市動植物園へひまわりの種を送る「ひまわり架け橋プロジェクト」をスタートさせました。福島県からひまわりの種を購入して大阪で育て、できた種を熊本へ送る事で心の「架け橋」を築き、長期的な関わりを持って被災地を支援していく事を目的としています。

世の中では防災・減災の意識が高まってきていますが、あまり注目されていないカテゴリーに注目し、少しでも多くの方の命のバトンを繋げていく為にできる事をしていく為に発信を続けています。

災害はいつ起きるかわかるものではなく、大切な家族や友人などを一瞬にして奪い去る力があります。日々を精一杯生きる事を意識するだけで、限られた人生の過ごし方が変わってくるだけでなく、防災や減災に対する意識の元方にも変化がでてきます。そんな私が好きな言葉をご紹介します。

「日日是好日」に(ちにちこれこうにち)

禅では、過ぎてしまったことにいつまでもこだわったり、まだ来ぬ明日に期待したりしません。
目前の現実が喜びであろうと、悲しみであろうと、ただ今、この一瞬を精一杯に生きる。
その一瞬一瞬の積み重ねが一日となれば、それは今までにない、素晴らしい一日となるはずです。

引用元:http://www.daruma.or.jp/zen/detail.html?zen_id=11

ありふれたと思ってしまう日々が、実はとても大切で貴重な日々であるということを忘れがちになりますが、未来へ命のバトンをつなげていく為に、 私達にできることを考えていきます。