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山歩きアウトドアグッズから見た災害への備え 「闇の中、手が自由に使えるヘッドランプ」

9月1日は関東大震災を機に制定された防災の日ですが、1月17日の阪神淡路大震災、3月11日の東日本大震災などの地震や台風・集中豪雨などの災害への備えは特別なことではなくなっています。個人では手の打ちようが無い原因で電気ガスが止まり屋外に飛来物やガレキが散乱する場面になったとき、私たちは自分自身、そして家族や大切な人を守らねばなりません。厳しい自然環境の中で登山者を守る機能が盛り込まれている山歩きアウトドアグッズはそのような時に活躍します。非常時に役立つ状態にしておく一番の方法は日頃の生活や 行動や趣味の要素が一つでも二つでも含まれていることが大切です。完璧など目指す必要はありません。

登山というと辛い!でもハイキングなら行っても良いかな?いえいえ、どちらも屋外の不整地を歩き、雨や風、暑さや寒さのストレスを受けるという面では変わらないのです。想い出すのは先輩に言われた言葉です。登山は衣食住一式を背中に背負って行くものだ!食料と水に鍋とコンロ、暑さや寒さと風雨風雪に対応できる衣料、テントにシュラフといった住居を背負った上で、縦走や岩登り、スキー等を行うのだから達成感は抜群だぞ!と言われたこともあります。一方、自然観察や写真撮影など幅広い年代が楽しめるのが登山ハイキングです。

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1:闇の中では安全に行動できません。両手を自由に使える頭に装着するヘッドランプが大切です。

 かつては電気が止まると「ろうそくの炎」を囲んで待つ。といったイメージがあったかと思います。現在では火災の危険も高いことから避ける方が無難でしょう。

夜間に登山経験をすると灯りが持つ不安を軽減する力はとても大きいものだと実感できます。震災当時を思い出しても自分の手に灯りを持っている安心感はとても大きかったと思います。近年のヘッドランプなどの光源は省電力高輝度のLEDが主流です。ヘッドランプ以外にLED光源タイプのランタンと呼ばれる照明器具を用意すると安心です。とても小型のタイプも多く出回っています。電車や地下鉄に乗る機会が多いビジネスパーソンの皆さんならバックに一つは忍ばせておくと良いでしょう。

 登山用品のひとつで宿泊を伴わない日帰り登山ハイキングであっても必ずザックに入れておく必須アイテムです。また、スティックタイプのLEDライトは光を拡散させるランプとして活用できます。可能であればライトの形状、使用するバッテリーなどの多様性、紛失や故障を考えて複数タイプを用意することをお勧めします。

災害時の帰宅困難時や市街地で電力喪失時には夜間行動は避ける方が無難ですが、そんな状況で行動を余儀なくされたらどうしますか?

200ルーメンを超える高輝度タイプの光を人に向けると眼を痛めてしまします。凶器となりますので注意しましょう。逆に考えれば、夜間暴漢に襲われそうになった場合、距離を空けて相手をひるませることも可能であるとも言えます。

アウトドア用品はサバイバル用品、ナイフも火も正しく扱わなければ人を傷つける道具でもあることを覚えておきたいものです。

好日山荘で販売されています。⇂⇂⇂

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